Sunday, November 21, 2010

笑顔王国


あまりスペイン語が上達していないので相変わらず訳のわからない会話の毎日だが、何故かメキシコにいる時の方が北米にいる時よりアットホームに感じる。居心地がいいのだ。

アメリカではほとんど毎日、メキシコの麻薬組織による犯罪などの問題が報道されている。一昔前のコロンビアのように描かれている。だが、太平洋側の我が漁村は相変わらす穏やかだ。Muy tranquilo!

「町の人たちはかわいそうだよ」この町に住みついてしまったアメリカ人、デイブはいう。「観光客を便りにしている人も多いのに、急に減っちゃうんだもん。アメリカに戻ってどんなに安全か、アメリカの大都市よりどんなに治安がいいか、伝えて欲しいよ。」

「今までメキシコに来なかったアメリカ人は私たちが何を言っても来ないよ。」

残念なことだ。いろんな国をまわったが、メキシコほど暖かくよそ者を歓迎してくれる場所はないからね。東南アジアの国々も「笑顔の国」とか「笑顔の島」なんてPRされるが、結局はアジアだ。観光収益を求める目が笑顔の中からもチラチラ見えてしまう。だけどメキシコには金儲けなんてどうでもいい、という空気が漂っている。

もっともっと大切なものがあると皆わかっているからだ。家族。信仰。音楽、踊り、笑いなど人生を楽しくするすべてのもの。

私もここにいると楽しい病にかかってしまい、毎日がハッピー。汗だくの日も、アパートの水が出なくてシャワーできない日も、怪しいモノを食べてお腹がピーピーでも、心はハッピー、ハッピー!

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