Sunday, February 06, 2011

今日の分の日当は、、、じゃがいも一個

ハーリー、覚えている?

牧場に戻って来ちゃったのだ。

「もし労働力が必要だったら牧場に行こうと思っているんだ。食事の換わりに働くよ。」
先週、ビッグドッグにハーリーからメールがきた。ハーリーは今や年金で暮らしているのだが、まだ家には電気も水道もない。貰ったお金は食事といづれ中古車を買うためにセーブしているらしい。時々、安モーテルに泊まってシャワーに入り、奇麗なベッドとテレビを楽しんでいるので、金曜日の午後、サンルイス・オビスポ駅まで迎えに行った時は前のような悪臭に包まれることはなかった。

悪臭はないが、世にも退屈な会話は相変わらずだ。家族も仕事もないハーリーの日常の会話は通りがかりの人たちとの会話。当たり障りのない会話がハーリーの社交生活のすべて。そして会話と交流に飢えているハーリーはビッグドッグか私の脇にいつも引っ付いている。ペチャクチャ、どうでもいい内容のことをしゃべりながら。

どうして私はもっと寛大になれないのだろう。どうして「働くため」に牧場に来たのに午後3時には疲れはてビールを飲み始めるハーリーにイライラしてしまうのだろう。どうして、しまいには「労働と引き換えに食事ならハーリーの分はポテト一個ね」といいたくなってしまうのだろう。自分の中の一番ビッチーな女を呼び出してしまうハーリーだから、余計に苛つく。

でも、今日はスーパーボウル。ボーイズが街に住むトムの家でアメフト観戦とポソーレスープを楽しんでいる間、私は一人静かな牧場でほっと一息。ふ~。

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