Thursday, December 21, 2006

冬至

やっとハワイモードに馴染んだのに、もうハワイを離れてしまうなんて!とブツブツいいながら、今日、ロスに戻って来た。特にここ数日間、ワイキキの波は急に高くなり、サーフィンというより、ボディボードに最適だったのでダイアモンドヘッドよりのビーチで地元の子供たちと一緒に毎日何時間もボディボードしていた。(私も最近まで「ブギーボード」かと思っていたのだが、これは登録商標なのね。だから、ジェネリックにはボディボードが正しいとか。)

ハワイからロスまでは5時間の旅だが、ここ数年、国内線では食事がでないのでビッグドッグはみかん、少量だけ残っていたアーモンドバター、空港のキオスクで買ったサンドウィッチ持参で搭乗。持ち込みにも気をつけないといけないのだ。セキュリティ制限で液体はNGだし、半液体もダメだ。だからポイもヨーグルトもシュークリームも禁止されているのだ。

昨日は地元の友人、ニックに連れられグライダー飛行を体験。彼は商業ライセンスを持っているので「お客」として我々を連れていけるのだが、これがまた気持ちいいのだ!大学の時にはハングライディングをやっていた私だが、ちゃんとした飛行機のカタチをしているグライダーはエンジンのない飛行機だ。気流に乗り、何時間でも飛行していられるというのがいいよね。そしてエンジンなしの独特の浮遊感。ロス行きの飛行機とは大違いだ。

そしてLAXに到着すると、が〜、寒い。そりゃ、そうだろう。何考えていたのだろう、こんなに早くロスに来るなんて。それにクリスマスシーズンなので空港は大混雑。シャトルバスは来ないし、朝から何も食べていない私は空腹でぶりぶりしているし。

ロスのコンドミニアムに着いたら、鞄を放り投げ、すぐに近くのメキシカン・ファーストフード店へ。サンタモニカ・ブルバードのベニートスは限られたメニューだが、アメリカにある多くのメキシカンとは違い、チーズとソースでどろどろにされてしまった料理ではない。シンプルで美味しいのだ!

ああ、これがロスの魅力ね。多文化、多国籍、多人種。ベニートスの裏にはイラン系移民の家族が毎日焼いている手作りケーキが最高のベーカリーがあるし、その前にはヘンテコな手巻き寿司を作るカリフォルニアロール店が。このミックスカルチャーがたまらない。ロスのような巨大な街が単一民族の街だったらどんなにつまらないか。そんなことを考えていると、ま、ロスも悪くないか、と思えてくる。

「冬は始まったばかりだし、一年のうち一番短い日にロスに来るなんて」まだお腹がすいているのか、ビッグドッグはまだ機嫌が悪い。
「でも、これからどんどん日が長くなるのよ」既に前向きになっている私だった。

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