Thursday, December 14, 2006

波乗り

やっとパイプラインマスターズの決勝戦が行われた。
昨日はやるか、やらないかの決定が延びに延び、なんだか振り回されていた感じ。そんなにサーフフリークでもないけど、せっかくこの時期にオアフにいるんだったら、見にいきたいという思いで何度も何度もサーフレポートをチェックし、その度に「決行報告は1時に延びました」とか「まだ延期にはなっていません。決定は2時に延びただけです」と言われ、とうとう一日がたってしまった。

ここ数日はワイキキの波もまあまあだったので、毎日のように海に出ていた私たち。カリフォルニアで育った時、サーフブームの最中だったので、何回かトライしてみたが、大人になってからは6ー7年前始めたばかりだ。(その時もハワイで、それ以降はずっとやっていない。)友人のロングボードを借りて、冬のノースショアでチャレンジ!何もわかっていない私は恐いもの知らず!何度か波に飲み込まれたり、ボードに殴られたりしているうちにどんどん波は大型になり、ローカルの少年たちと必死にパドリング。で、やっと波をキャッチできても速さに驚き、半立ち状態で陸へ。今回はせめてもう少しまともな格好でサーフィンできるようになりたいものだ。

人間は生まれてからいろんな「動き」を学ぶのだが、だいたいほとんどが10代までに覚える「動き」だ。立つこと、歩くこと、走ること。踊り、自転車、球技。大人になってしまうと新しい動きの感覚ってどういうものかも忘れている。だから、私にとってサーフィンに挑戦するというのはただ一つの「スポーツ」をマスターするだけでなく、「新しい感覚」を学ぶことだ。

なんでもそうかもしれないが、サーフィンも陸で見ているのと実際にやるのとは別世界。波に乗った時の気持ちは言葉ではほとんど表せない喜びがある。大勢の人がはまるわけもわかるな。

でも、プロサーファーのようになるにはそれなりの素質も必要だろうし、時間も必要だ。

月曜日に到着した北カリフォルニアからの友人たちのレンタカーで今日はそのプロたちの技を拝見しにノースショアへ。決勝戦だけあって、パイプラインの近くは大渋滞。去年の愛知万博でもそうだったが、ここでも地元の人たちは庭を臨時駐車場にしてお小遣いを稼いでいたが、愛知より良心的な一日5ー6ドルだった。(我々は遠くに駐車して歩いたのだが。)

今日の波は最大級とは言えないが、パイプラインは砂浜近くでブレークするので、迫力満点だった。でも、シャウラちゃんの彼氏、ジェイミー・オブライアンが準決勝で落とされたのは残念。最初のラウンドでは1位だったのに!サーフィンってそういうものなのね。どんなに一生懸命でも波次第。もがいても、焦っても、自然が協力してくれなければ、それで終わり。人生にも共通するレッスンがたくさん隠されているような気がする。

このくらいの年で初めていれば、将来は絶対にプロになれますよね!

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