Thursday, March 27, 2008

バカ島のバカボンたち

飛行機トラベル問題が続き、マイアミに二日遅れで到着。

春休みなので、事前にモーテルも予約していたのに、そんなのない、とチェックインでもめる。
数日、エバーグレード国立公園の湿った世界を探検し、次はフロリダ・キーズだ、と出発する朝、レンタカーのタイアがパンク。

本当にここんところ旅の問題が重なるのは何故なのだろう。

し かし、AAA(日本ではJAF)がすぐ来てくれてタイアを交換し、Avisも即座に別のプリウスに交換してくれだので、日曜日の夕方にはフロリダ・キー ズのちょうど真ん中、マラソン・キーへ。正確にはVaca Keyという小島だ。Vacaはスペイン語で牛。Sea cow=マナティから由来する名前だが観光にはあまり魅力がないと判断され、この小島の南側のコミュニティの名前を使うようになったらしい。個人的にはバ カ・キーの方が魅力なんだけどな。

(実は、ここでも小さな問題が発生。1数間だけ借りているハウスの鍵が指定されたところにない。でも、オーナーと連絡が付き、お隣さんに家を開けてもらい、すぐに解決。)

マ イアミからハイウェイ1はずっとキー・ウエストまで行く。世界一長いdead end roadと呼ばれているこのハイウェイはフロリダ・キーズのマングローブに囲まれた緑の島々をホッピングしながら南下していくのだ。 辺はカリブ特有のあのミルキーブルーの海。南国のカクテルのような色だ。傘がついている楊枝をさしたくなる。

我 々がベースとするバカ・ キーはバカボンにぴったり・・・とてもメローでいい感じだ。サイパンを思い出す。ヘミングウェイを魅了したキー・ウェストも昔は こんな感じ、いや、もっとレイドバックだったに違いない。でも現在のキー・ウエストは個性があまりないウォーターフロント観光タウンだ。どこにでもあるよ うな土産屋や飲食店が並んでいて観光客でごった返している。今、ヘミングウェイがここにたどり着いたら即座に折り返してしまいそうな、そんな町だ。本物の キー・ウェスト?脇道の住宅街に昔の面影が少し残っているだけだ。昔からの建築、トロピカルな庭、家の外で暇をつぶす黒人のおじいちゃんたち。

陸に留まっていては行けない。フロリダ・キーズの魅力はあのミルキーブルーの上、そして中にあるのだ。

水 上アクティビティが好きな人、水中アクティビティが好きな人にとって理想的な場所なのかもしれないが、我々には少々金取り主義っぽくも感じてしまう。観 光旅行に慣れていないからなのかもしれない。今 回、同行しているビッグドッグの義妹は「えぇぇぇ?1日20ドルの駐車場?うっっそ〜〜〜〜」とキー・ウェ ストのダウンタウンをどんどん離れ、住宅街に入っていく我々が理解できないようだ。「私が払うからいいじゃない」と彼女はいう。きっと、ケチで避けている と思っているのだろう。ま、それもあるのかもしれないが、それ以上にポリシーなのだ。旅をライフスタイルにするにはローカルエコノミーでやっていかない と。ツーリスト・プライスは旅が非日常のツーリストだからオーケーなのだ。

と結局、ヘミングウェイ・ハウスにも寄らず(入場料12ドルだよ!)キー・ウェストの裏道をうろうろする我々だった。

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