Thursday, November 24, 2011

神の家

オアハカからメキシコシティからグアダラハラ、、、メキシコの植民地時代の過去は主に中央の高地に集中している。

石畳の道、巨大な石造建築、鉄細工、美しい公園や教会の数々。

「コロンブスが新世界に到着してから40年もたたないうちにモレリアなどの街が設立されたのは凄すぎる!」ビッグドッグはコンキスタドールが動く早さに感動している。サンミゲール・デ・アジェンデにやってきた我々は1511年に建造が開始された教会の前に立っていた。「1511年!コロンブスが来てから20年もたっていないんだよ!」

私はスピードよりスケールに感動。何百年たった今も、壮大だ。500年前にどうやって建築されたのだろう?

ここ、サンミゲール・デ・アジェンデには実にたくさんの教会、寺院、修道院などがある。巨大なバロックやネオクラシカルの建築はいたる街角にそびえ立っている。「神の家」の比率は世界一かもしれない。

どうして新しい土地にこれほど多くの、そして立派な教会を建設したのだろう?原住民のピラミッドなどに負けないように?「オイラの神様が本当の神だ!もっとすごい寺院を築かねば!」という感じだったのだろうか。

しかし、メキシコの教会では必ずしもイエスがトップではないのだ。マリア像の方が高い地位にあるところが多い。そして、どの像もとてもリアル。ヨーロッパの彫刻は大理石などのモノクロームだがさすがカラフルが好きなメキシコ。聖人などの像はどれも蝋人形チック。グロテスクなほどに。

ピンぼけだけど、雰囲気は伝わりますよね?

内側は時々不気味でも、外側はどれも見事だ。私は特にサンミゲール・デ・アジェンデの中心にあるラ・パロキアに魅せられてしまった。巨大だが軽やかなこの建物はゲイテイストいっぱいの建築だ。こんなに大掛かりな大聖堂なのに非常にデリケート。このパラドックスが魅力の秘訣かもしれない。建築を独学で学んだ原住民のレンガ職人の作品だそうだ。彼はヨーロッパにも行ったことがなかったが、絵はがきやリトグラフを見て自分なりに解釈し、デザインしたとか。

コテコテ!だけどプリティ!カトリック教に改宗したくなってしまうほどだ!
ゴージャス!ラブリー!





ふざけた観光客かと思いきや、実は照明を調整する従業員だった。「一緒に上ろうとしないでよかった」とビッグドッグは後でホッとする。

ヒカマという塊茎類。野菜も果物もなんでもチリパウダーをかけて食べるのだ。

お仕事へ向かうミュージシャン

平穏な町と美しい建物が魅力のサンミゲール・デ・アジェンデ

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