Saturday, January 13, 2007

時間の話

年末近くになると必ず聞くのが「一年が過ぎるのは速いですね」とか「どうしてこんなに時間が経つのが速くなってしまったんでしょう」とか。日本だけでなく、アメリカでも"I can't believe it's already 2007!"
でも、時間って・・・時の始まりから同じように流れているのだ。一日には24時間。1時間には60分。1分には60秒。で、誰にとっても1秒は同じ時間。(勿論、他の惑星だったら、違うだろうけど。)

でも、時間の感覚ってかなり個人差があると思う。私の甥っ子はまだ4歳になったばかりなので、彼にとっての1年は人生の4分の1!彼のお父さんの人生の4分の1は10年!80歳の人にとって、4分の1は20年。そう考えると、なるほど、だから毎年毎年、なんだか1年が経つのが速く感じるんだ、と納得。

だけど、時間の感覚って単に人生の長さに比例するものではないはず。例えば、1週間のバケーションは仕事をしている1週間より何故か長く感じる。それはルーティンではないからじゃないかなぁ。毎日が新鮮な1週間、いろんな新しい発見や体験が詰まった1週間は普段の倍くらい長く感じたりしない?楽しい時はある意味あっという間だけど、つまらない時間より充実しているので、長くというか大きく感じるのだ。

時間の長さは地球上、同じだけど、太さはどう時間を過ごすかによって変わってくるようだ。

東京で仕事の鬼だったころはいつも時間に追われていた私。いっぱい詰め込みすぎて、時間がたりなく、それが大きなストレスになっていた。「あれもやらなければ」「これは間に合うだろうか?」

締め切り、期限、約束、スケジュール。自分の人生が秒刻みになっていて、いつも「期限」というものに脅かされていた。そのような生活から抜け出すと、自然な時間の流れの中で暮らせるようになったと思う。少なくても時間にあおられず、時間と共に生きている、そんな感じだ。そして、毎日が新しい1日だと、同じ24時間でも大きな1日になる。だから、1年は私にとって人生の40分の1以下かもしれないけど、どんどん「太く」なっている。ちょっとだけ4歳の甥っ子に近づいたかな?

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