Thursday, March 08, 2007

エスケープ・フロム・LA

1週間前、やっとロスから脱出!
そしてドッグファーザーと一緒にハワイへリタ〜〜〜〜ン!

本当はメキシコにいるはずの私たちだが、ビッグドッグのお兄さんが亡くなって急遽メキシコ行きはキャンセル。戻るのだったらドッグファーザーと一緒に、と話したのだが、どうも彼は典型的アメリカ人の偏見からか、乗り気ではなかった。体調を崩すことを心配していたのだろう。でも、ハワイはアメリカだから、彼らにとって安心できる場所のようだ。

正直いうと、メキシコの方がリラックスできるのだけど。ワイキキは今、建設ラッシュで今回借りているコンドミニアムもヒルトンの新しいタワー建設の真向かい。建設と車の通る音しか聞こえない。(ワイキキ以外ならもっと静かなのだろうが、車嫌いな我々は車が不要な場所をどうしても選んでしまうのだ。)1945年に初めてハワイに来たドッグファーザーにとってワイキキは変わり過ぎている。(幸い、その後も何度か来ているから、変化に対するショックはないのだが。)その上、今回はこんなにうるさい所だから、さぞかしガッカリしているのだろう、と思いきや、彼は建設現場を毎日楽しそうに眺めているのだ。

「高いビルの建設の時、巨大なクレーンがビルの上にあるけど、どうやってのせるんだろうね」と始まり、夕方の光の中でベランダでビールを飲みながら建築の謎などについて延々と会話が続く。

向かいの建設にはクレーンが二つあり、どれも地面に設置されているのだが、比較的細いタワーの部分とその上の大きなクレーンの部分がどうバランスされているのかも謎だ。
「タワーのところにはサポートワイヤーもないのに、どうして重いコンクリートミキサーを持ち上げてもひっくり返らないんだろう?」
「オペレーターは毎朝あそこまでハシゴを上っていくのだろうか?」
「38階の高層ビルになるらしいけど、IビームやHビームを使わないで大丈夫なんだろうか?」
「今はもう技術があるから高層ビルの建設もそう大変ではないけど、エンパイア・ステート・ビルが建った頃はどうやって建設したんでしょうね。ピラミッドのように謎だわ。」
「建築ってなんだか神秘的な部分もあるよね。フリーメイソンも建築の秘密を守るところから始まったんだよね」

ドッグファーザーは朝も早く起きて、クレーンのオペレーターが本当にクレーンの骨組みにかかったハシゴで20階くらいの高さまで登って上っていくのかどうか確認しようとするのだが、かなり早朝から建設作業が始まるため、未だ確認できていない。

「で、ビルが今のクレーンの高さまで建つと、クレーンの高さも上げないといけないけど、どうやってやるんだろう?」

何事も見方によって楽しくなるんだな。ドッグファーザーのお陰で建設作業も我々にとって素敵なエンタテインメントだ。

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