Monday, August 20, 2007

スーパーはスーパーでも

久しぶりのロスは「わ〜文明社会に戻ってきた〜!」という感じだ。そして久しぶりにスーパーで野菜を購入。

牧場では近所の無人スタンドとファーマーズマーケットでほとんどの食材が確保できちゃう。小麦粉、米、砂糖、乳製品などは牧場の住人が経営するヘルスフード店で買っているからスーパーで買うのは肉と酒くらいだ。

「アメリカのスーパーって巨大だから最初は楽しいけど、実は訳の分からない物が多いよね」と弟にいわれたことがある。彼はある年、サンディエゴへよく仕事で来ていた。私と似て、アメリカの外食が苦手な弟は必ずキッチン付きのレジデンシャル・ホテルに宿泊し、自炊していた。

私もスーパーのいくつもある通路を素通りしてしまう。必要な物はほとんど全て端にあるから。青果、肉や魚、乳製品、酒。百種類のシリアル、50種類のドレッシングやソース、数々のインスタント食品や加工食品などがある通路は私にとってミステリーゾーン。だからか、他の人たちの買い物に対する好奇心が巨大なのだ。レジで必ずチェック!(実は最近、私だけではないことがわかった。サンフランシスコ在住の友人も同じことをしているとか。)で、買い物の中身でその人をジャッジしてしまう悪い癖がある。

若いのに食材のみを買っている女性だと「あら、この人はちゃんと料理するのね。偉いわ」と思ったり。加工品だらけの買い物だと「だからデブなのよ」(大きな人なら)と思ったり「いまに病気になっちゃうよ」(デブじゃなければ)と思ったり。でも、こうやって黙ってシロシロ見るというのはとても日本的。アメリカ人はみんなおしゃべり好きだから黙ってなんかいない。

自家製チリ・レイェーノを作るために大量にフレッシュ・パシーヤペッパーを買っていると「ね、それどうするの?」と聞かれたり、野菜売り場で美味しそうなマスタードグリーンを選んでいると「どうやって調理するといいの?」と聞かれたり。(マスタードグリーンやケイルなどの青物はどうやって食べても美味しい!)

「でもさ、アメリカの野菜って菜っ葉類以外はまずいよね」という弟だが、私は「そりゃ、大手スーパーだからじゃない?」という。 大手スーパーは巨大農場の大量生産された野菜を売っているし、種類も少ないけど、Whole Foodsのようなスーパーばベジ・フェチの私には遊園地のように楽しいし、Trader Joeに行けばインスタント系も普通の食材から出来ているから安心して食べられる。(そして、まずくないものもある!) 選択肢が多いというのがアメリカの最大の魅力だね。

3 Comments:

Blogger Tsunami said...

私は芯から日本人!他の人のカートの中身をジロジロと観察、そしてイマジネーションは果てしなく広がり、見ず知らずの人の物語ができてしまうわけ。(笑)

2:30 PM  
Blogger bad-dog said...

イマジネーションを広げるのって楽しいですよね!アメリカ人の多くは夜、家の中の明かりをつけてもカーテンを閉めないので、ついつい覗いちゃいます。そして、ここでもいろいろ想像しちゃったり。

10:13 AM  
Anonymous Anonymous said...

私もカーテンが開いてる人の部屋
覗いちゃいます!
たまにシナリオまで書けたりするんですけど、、!!!

10:41 AM  

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