Monday, July 14, 2008

ロードムービーのシーン

ああ、やっぱり牧場はいい!
のどかな田舎暮らしに慣れてしまうと都会は疲れる。でも、車社会のロサンゼルス。走っているだけで他では味わえないエンターテインメントもあるのだ。

シーン1
安いということで有名になってしまったガソリンスタンド。いつも客でごった返しているので、みんなフェアに順番待ちできるようにここは入り口と出口が別々にある。が!我々がガソリンを入れ終わり、出ようとすると出口から車が割り込んでくる。ビッグドッグはしかめっ面で運転手を睨むとその運転手は「ヘッ」という顔をして股をつかむ。

「今のは何だったの?」
「マイケル・ジャクソンじゃあるまいし」
「インキンタムシ?」

昔はロスの運転手はとてもマナーがよかったのに~。今はワーストかも。普通の生活では誰も割り込んだりしないのに、鉄に身を包むと人間が変わってしまうのね。

シーン2
フリーウェイで追い越すトラックの脇に「イケメン大学生お引っ越しサービス」と書いてあるのだが、運転手はメキシコ系のオヤジだ。

「過大広告もいいところ!もっとイケメンの、そして大学生っぽいドライバーを使わなくちゃ」
「でもキャッチーだね」
「性的虐待だと誰か文句いわないんだろうか?」
「ランジェリーギャルのハウスクリーニングだったら絶対に文句いう人たち出てくるんだけどな」

シーン3
土曜日のパシフィックコーストハイウェイは混んでいる。夏だし、暑いし、ビーチ日和。「ベンチュラカウンティからは空くよね」といいながら一番混んでいるサンタモニカ~マリブを走る我々。左側の車から大音量でダウンビートなヒップホップが流れている。こっちにもズシンズシン響いてくる。
少し先で今度は右側の車からバングラビートが聞こえる。サングラスの男と派手な化粧の女は南アジア系だ。女性は狭い車のインテリアでボリウッドっぽいダンスを踊っている。

「リアル・バングラだ~!」
「え?さっきのヒップホップを78で聞いているのかと思った」というビッグドッグ。

78?今の子にはわからないだろう。おじさん、おばさんは昔、レコードというもので音楽を聞いていたのよ。で、「回転数」を変えたり、逆回転にしたりして遊んだのよ。(バングラやレゲトンがヒップホップの早回しという発想は面白すぎたので、家でトライしてみた。これはイケるかも。)

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