Tuesday, February 17, 2009

まだ大丈夫?

「大丈夫。まだまだ大丈夫」
「他人の気持ちも考えろよ。自分だけがいいからいいってもんじゃないんだよ」
「マドンナだって大丈夫じゃん」
「若い人たちからがんばりすりているように見えるよね」
「別にどうでもいいじゃん」
「ほら、店員が困っているよ」
「店員も普通に対応しているんだから、オーケーよ」

狭い試着室の中でいろんな声が頭の中でバトルしている。

私は10代20代の頃、普通より遥かに水着時間が多かった。夏は毎日プールで泳ぎ、週末はウィンドサーフィン。休暇となれば、必ずビーチ!東京を離れてからは「もう靴ははきたくない。ビーサンで過ごせる人生だね」とまたまたビーチウェアが多い生活になっているのだが、1年ちょっと前、コスタリカの盗難でビーチウェアが大幅に減ってしまった。タンクトップや短パンはすぐに買い直したが、水着となると・・・

まず、常夏の地域でないと水着は季節もの。夏以外はあまり品がない。その上、私に合うサイズもなかなかない。仕方なく、30年前(リアリ~?30年前?!)のヨレヨレで色あせて恥ずかしいくらい年数が見える水着を着ていたが、ホノルルは水着のメッカ。店もバラエティも豊富だ。ショッピング嫌いな私だが、あちこちの店を覗いてみた。

しかし...

どこを覗いても客も店員も若くてピチピチのギャルだけだ。

おばさんなんてどこにもいない。ついでに、デブもいない(アメリカなのに!)水着モデルのような女性たちばかりだ。
切羽詰まるっていいよね。そうじゃなきゃ、店の中にさえ入れないもんね。

「あのおばさん、こわ~い」なんていうふうに店員たちは見ていたのだろうか?誰とも目線を合わせず、一人黙々とハンガーにかかっている水着を物色する私を。他の客はガールズ同士できゃっきゃ楽しそうに見たり試着したり。眉間にしわをよせながらモノを探す私とは対照的だ。どんどん憂鬱になってくる。試着室の鏡も残酷だ。70年代のヒット曲「アイ・アム・ウーマン」で "I am woman, hear me roar!"(私は女性!ほえ声を聞け!)という歌詞があったけど、自分のたるんだおケツを見たらライオンの雄叫びではなく、子犬がくんくん泣くような気分になってしまう。I am woman, hear me whimper!

でも、私の最大のパワーは開き直り。こういうのを繰り返しているうちにどうでもよくなってしまうのだ。
まわりが10代だけだろうが、なんだろうが、平気で何着も試着し、開き直りラリラリ状態で3着も買ってしまう。

それにしても中年女性はいったいどこで水着を買っているのだろう?やっぱ、オバさん水着売り場?そんなの着たくない!
いずれは私も本物のオバちゃん水着しか着られなくなってしまう時がやってくる。そして、その線を越えてしまえば、もう後には戻れない。
それまでは、迷惑でも、このままで行くからね。

4 Comments:

Blogger ぬほりん said...

まだまだ大丈夫! ファイト〜イッパ〜ツ!

メタボ腹になったおやじはすでに海パン姿そのものを諦めていたり・・・orz

6:02 PM  
Anonymous Anonymous said...

おばさんは水着を通販で買います。はい。。。
とても都内では水着は買えないので
通販を利用するだす!
しかもワシの三段腹では水着売り場は
入場禁止だと思われます。

4:17 AM  
Anonymous Anonymous said...

ギャッハッハ~!考えてみたら私の水着も20年は軽く経っているんだわ~。
ハワイにいながらにして海は遠く、水着を着るチャンスがあまりないのをいいことにそれをまだ着てるのよ。でもね・・・この水着を買った頃の自分はかなり勇気があったんだな~と思わされる水着ばかりなので、前回着用の際、ボトムには上からショートスウィムパンツみたいのを履いていました(笑)

12:06 PM  
Blogger bad-dog said...

ヨーロッパの女性はぜんぜん気にしませんよね。
トップレスだろうが、ボトムレスだとうが。
「南フランスのビーチはみんなトップレスよ」と聞いてわくわくしながら行った男性たちはびっくりしたんじゃないかしら?

5:36 PM  

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