Friday, September 21, 2007

立ち入り禁止

今週はドッグ家のイベントウィーク。ドッグファーザーの90歳の誕生日、彼の曾孫の1歳の誕生日、孫の結婚式などが集中しているので、水曜日、強風に飛ばされながらドッグ家へやって来た。トラックに林檎30キロ乗せていなかったらラスベガスまで飛ばされていたかもしれない。

日本を離れて育った私はこのようなビッグ・ファミリー・イベントとはあまり縁がなかった。父が亡くなり、祖母たちが亡くなり、ますます親戚とのつながりが少なくなってしまっている私の「家族」は母と弟ファミリーのみだった。

家族は人間にとっての最初のリレーションシップだ。そして最後のかもしれない。親戚付き合いが祖末だと友好関係も祖末になりかち。私も「知り合い」は数えきれないほどいるが、「親友」は実に少ない。その上、時間がたつと、なんだかどうでもよくなってしまう。いけない、と思いながらも。ビッグドッグは幼稚園児代前からの友だちもいるのに、私の一番古い友人は高校時代の親友だけだ。更に私はとてもプライベートな人間で簡単には心を開かない/開けない。親しくなっても距離を持ってしまう。心のどこか・・・いや、心の中のいくつもの部屋は立ち入り禁止だ。ソウルメイトのビッグドッグに対しても。と言うか扉すら隠してしまう。

でも今年はいくつもの「別の家族」が私を「養子」に迎えてくれている。5世帯もいる牧場の大家族。アイダホの隠れ家族。ドッグ家。みんなに暖かく受け入れられているのは不思議だが、嬉しい。こうやって、たくさんの家族と親しくなるにつれ、私のハートも少しオープンになってきている。完全に扉を開くまで時間はかかりそうだが、立ち入り禁止サインくらいは取り除かないと。

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