Thursday, October 28, 2010

説明書は先に読もう

日本に行っている間、牧場に猛暑が押し寄せ、野菜などの植物がやられてしまった。本来だったら今が一番の収穫時なのに、今年は異常に涼しい夏で育たない野菜が9月下旬の暑さで世にも惨めな姿に。

「全部殺したな」とビッグドッグを攻める私。
「水はオートにして行ったじゃん。第一、畑はお前の天下で俺には何もさせてくれなかったくせに、今さら何だよ」と返すBD。
植物との付き合い方が異なるビッグドッグと私は畑のことになると喧嘩が多い。
「お前が日本で遊んでいたころ、俺は原っぱのまわりの木の枝をずっと切っていたんだ!炎天下の中で!」
ビッグドッグを批判すると必ず逆ギレされてしまう。

彼いわく、原っぱのまわりの木がどんどん大きくなり、原っぱが木に乗っ取られるところだったとか。更には家のまわりのオークもじゃまな枝が多かったとか。人間が手を加えた姿よりワイルドが好きな私には枝をがんがん切ってしまう彼の考えが理解できない。本当は単に購入したばかりのチェーンソーを使いたかっただけじゃないの?とにかく“伐採”に忙しすぎていたビッグドッグは他のことを無視していたようだ。で、野菜などが犠牲にされてしまったという訳だ。

大好きなトマトも保存するほどは収穫できなかったが、それでも畑のトマトは最高に美味しい。また堪能できるまで一年待たねばならないのが悲しいが。しかし、もしかしたら、もっと早く食べられるかも!先週、念願の温室を建てたので。

格安の温室は中国製の組み立て式。先週、道路修復などをやってくれる業者を頼み、ハウスの土台を入れて貰った。さあ、いよいよ組み立てだ。

組み立てるパーツが入っている巨大な箱を始めて開けた。そして取り扱い説明書を見ると、、、オー!ノー!
「ねえ、ねえ、ここには”まずハウスのベースを埋められるよう、土台のを掘り出す"って書いてあるよ!」
「え?掘るの?うっそ〜」
ハウスの最下部の枠組みは土台にのせるのではなく、埋めるものだったのだ。ガーン。
「でも無理だよね。もう。」
「そりゃ無理だよ。こんな頑丈な土台を掘り返すなんて。」

仕方なく、ハウスの最下部の枠組みを去年使ったサンドバッグ(砂袋)で囲い抑え、その後は問題なく温室を組み立てたのだが、嵐で飛ばされないといいな。再来週からメキシコだ。ハウスの植物、みんあ元気でいてくれよ。

今回の教訓:まずは取り扱い説明書を読もう!