Thursday, May 12, 2011

希望の翼

「どうも孵化したみたい。」先週、弟からメールが届いた。「今朝はオスの親鳥が虫をくわえてしきりに巣箱を行き来している! 」

4月上旬、息子が去年の夏作った巣箱にシジュウカラが巣を作り始めていることに気づいたらしい。始めに小枝で底を作りその上にベッドの様に犬などの毛を敷き詰めるとか。それから1週間すると目撃しなくなるのだが、ネットで調べると巣作りで1週間ほどで、産卵から孵化が2週間程度。
「13日以降は全く見かけていないので現在は卵を温めているのかも?恐らく孵化予定時期は4月の末で凄く楽しみです。」

「昨日は終日雨であまり行動していなかったぶん、今日は天気も良くて子供が相当にお腹をすかしている様で、頻繁にオスがメインで巣箱を出入りしています。まず沢山のエサを咥えて必ず巣箱の左の枝にとまり周囲を警戒します。その後巣箱に入って30秒ぐらい中で、ヒナに分配している模様。その後巣箱から少しだけ顔を出し周囲を警戒した後、一気に次のエサ取りに飛び立ちます。」弟はバードウォッチングレポートばかりメールしてくる。

何千人もの人たちが今も避難所で暮らしている。長い長い再建の期間が何万もの人たちを待ち受けている。日本中の人々が元の生活を取り戻せるまでどのくらいの時間がかかるのだろうか。災害の影響は広く深い。日本は今、何に向かっているのか、どのような未来へ進んでいるのか、私もわからない。

こういう不安ばかりの時代に弟と彼の家族に勇気と希望とエンターテインメントを与えてくれるシジュウカラさん、ありがとう!

Wednesday, May 11, 2011

希望の種

あれからもう2ヶ月だ。
混乱、絶望、苦しみ、怒りなどの2ヶ月。慈しみ、寛大さ、忍耐、誇りと希望の2ヶ月。

ハワイ滞在1ヶ月、牧場生活1ヶ月。
牧場での1ヶ月は夏の畑の準備で大忙しの1ヶ月だったが、ヒーリング効果は抜群。自然の奇跡に感動せざるを得ない。1ミリもない小さな種が立派な植物になっていく。ゴミのような種でもちゃんと生命が宿っているのだ。なかなか発芽しなかったアスパラガスもやっと細い茎を出し始めている。古すぎてダメかと思っていた茄子もちゃっかり芽を出しているではないか!お茶の木はまだだが、発芽するまでに2ヶ月くらいかかるらしいのでおとなしく待っている。ガーデニングは焦っちゃダメ。

自然の破壊力は恐ろしいが、再生力も驚異的。人間や人間が作るものが破壊すると破壊だけで終わってしまう。
そんなことを考えながら、今日も肉体労働だ。

輝くレタスたち!

砂利道はいつもカモミールでいっぱい!

おまけ:メキシコ、アンガンゲオのモナーク蝶保護区。今のところ、まだ麻薬組織の抗争は保護区に近づいていないらしいが、観光客は激減している。