Friday, December 18, 2009

晩秋の富

今年は柿がたくさん実っています。私の唯一食べたくない果物だが、数年おきに食べてみます。味覚が変わっているかもしれないので。牧場の柿は渋柿系なのでブヨブヨになるまで待って食べてみると、これがビックリ!日本の柿と味が違う!種もなく、ほのかにトロピカル。不思議なジェリーを食べているみたい!小さいヤツは日本の柿サイズだけど、大きいのは巨大です。ソフトボールより一回り大きいかも。

雨の多い秋。キノコも豊作です。我が牧場のある地域は中央カリフォルニアきってのマッシュルームエリアだとか。食用かどうか、わからないのが残念。写真でお楽しみください。09秋冬キノココレクションを。







手を出したくないようなのもありますが、家のまわりに大量に現れているキノコはとても美味しそう。

そして、最後に食用のシャンテレル、アンズだけ。
上の写真のはお隣の牧場の管理人からいただいたもので、普通のシャンテレルとちょっと形が違います。でも、味は同じでした。(そして、まだ死んでいません!)下の写真が一般的なシャンテレル。

Wednesday, December 09, 2009

キノコ

昨夜、ジョンとローズの犬、ジェイドが急に具合悪くなり、万が一、ゴーファー用の毒を食べてしまったのでは、と彼らから電話が。

「そうだったら答えは簡単だったでしょうけど、まだ毒には手を出していないの。なんだろう、心配よね。」
「なんだかわからないけど、ヨダレの量が半端じゃないの」と説明するローズ。「何でもないと思うけど、様子を見て、獣医に連れていくかもしれないし、もし毒だとわかっていればそれなりの処置をとれると思って電話したの。」

自分の犬ではなくても牧場ファミリーの一員で我々も心配だった。何が原因なのだろうといろいろ考え、浮かんだのがキノコ。

雨がやってきてから牧場のいたるところにキノコが現れている。多種多彩のキノコが。アザのような色のボール状キノコ。エレガントなカーブが美しい黄金のキノコ。幻覚効果のあるサイロシビン系のようなキノコ。エノキのように小さなヤツからポータベラマッシュルームより大きいヤツまで、実にたくさんのキノコが出てきている。(松茸が見当たらないのが残念!)キノコラバーとして放っておけない。いじくり回し、分解し、匂いを嗅ぐのだが食べられる茸かどうかなんて私にはわからない。写真を撮って園芸家の友人に送ったりもするのだが、それでもわからない。自然にじらされている感じだ。爪のあかくらいだったら大丈夫だろうか?なんて考えたりもするのだが、まだ試していない。

今朝、出先でジョンと遭遇。
「ね、キノコじゃない?」
「どうだろう。今は大丈夫だけど、キノコだったら凄いトリップを楽しんでいるのかも」と笑った。「まだヨダレ、ダラダラなんだ。」

夕方、ジェイドを見かけた時はもうヨダレ犬ではなかったが、普段は私のことを無視するジェイドがどういうわけか愛嬌を振りまいていた。やっぱりトリッピーなキノコをやっていたんじゃないの〜?

雨が一段落したら奥の森でシャンテレル(アンズタケ)を探しに行く予定だ。シャンテレルは匂いで判別できるから大丈夫。(と断言はできない。似ている毒キノコもあるのかもしれない。)雨の多い冬になりそうだ。今日はサンドバッグをいくつも作り、牧場中撒いてきた。

Tuesday, December 01, 2009

カウガール、リターンズ

やっと牧場に戻れた、yo!
気が狂う寸前だった、yo!
空気も水も光も孤独も恋しくてしょうがなかった、yo!

戻るといきなり土いじりから始まり、樹々を抱きしめる私だ。

「寂しかったよ〜」人間が絡んでいるようにも見える “乱交樹” を抱きしめる。
「もうじき冬なのに、どうして開花しているの?」クレイジーな梨の木たちに話しかける。
「エリーも恋しかった?」ジョンとローズの猫も早速出迎えにやってきた。

昨夜、いつものようにビッグドッグは夜中、目が覚め起き上がった。
「あれ?何だ?あの明かり?
「ソーラーライトのこと?」
「違うよ。ソーラーライトは故障しているんだ。誰が新しいライトをデッキに設置したんだろう?」
不思議でしょうがないビッグドッグはとうとう着替え、外へ。

すぐに戻る。

「月だった。」
「え?どういう意味?」
「月がライトに見えただけだよ。」

そう。田舎の夜は暗いのだ。だから月や星はとても輝いて見えるのだ。忘れてしまうほど離れていたってことだね。