Tuesday, April 29, 2008

小は大を兼ねる

やっと電話が入った。そしてご近所さん、ダンとシェリルのお陰でやっとインターネット接続も確保できた。
だんだんまともな日常になってきたぞ。

とは言え、家具もないし、洗濯機、乾燥機、皿洗い機、電子レンジ、オーブンなどなどアメリカの普通の家なら絶対あるような物がない。でも、逆に何もない方が気楽でいい。洗濯は手で洗うか、近くのコインランドリーでやれるし、オーブンや電子レンジなしの生活にだって慣れている。テレビはどうでもいい。そして今年は新しい布団もゲットしたので快眠!快眠!(アメリカで「フートン」と呼ばれているものは木のフレームのソファベッドで、我々が購入した布団は「高級ヨガマット」としてマーケティングされているのだ。ちょっと笑った。だって、日本の三つ折りスポンジ製敷き布団そのものなんだもん。)

ビッグドッグの家族や私の友人たちは「どうして買わないの?別に貧乏しているわけじゃないんだから」と不思議でしょうがないのだが、余計な物はいらないし、ここはハンボルトだ。変人王国だ。博士号を持っている人たちが電気や水道のない山小屋に住んでいる。町中の家でもとなりの家から電気を延長コードで持ってきている。金婚式のプレゼントは屋内トイレ。そういう場所なのだ。風呂とシャワーとトイレがちゃんと家の中にある我々はと~~ってもノーマル。いや、贅沢な生活をしているのかも。

これはビッグドッグが昔住んでいた家。彼がアメリカを離れている間、5人家族が住んでいた。すごい掘建て小屋だが、ちゃんと電気もガスも水道もあるんだよ。

5人家族の子供たちが大人になり、彼らの母親がここから引っ越したのを切っ掛けにBDはこの土地を売りに出した。空き家にしていると何がおこるかわからない。戻ったら見たこともない人たちが住んでいたり!我々の場合は数ヶ月後、誰かの大麻栽培所にされてしまった。幸い、エージェントの点検があったから早めにわかり「24時間後に全てが消えていなければ警察に連絡する」という張り紙をして貰った。次の日にエージェントが行ってみたら、ちゃんと奇麗さっぱり植物も栽培のためのいろいろも消えていたとか。

Sunday, April 20, 2008

レッドウッド・カーテンの向こう側

先週の火曜日からハンボルト・カウンティだ。
中央カリフォルニアの牧場からなじみ深い景色をエンジョイしながらハイウェイ101を北上。

中央の緩やかな山々、サリーナスのレタス畑、ギルロイのニンニク臭、パロアルト付近のヨーダ像・・・
これは実はカリフォルニアの開拓に一躍かった宣教師、フニペロ・セッラ神父の像なのだが、少々ラフな彫刻。ヨーダにも見える。

サンフランシスコの街、ゴールデンゲートブリッジ、ソノマ・カウンティの葡萄園、ペタルーマの酪農園・・・
どんどん北へ進むと最初のヒッピータウン、ホップランドにたどり着く。ここは何十年もエコライフを推進するお店、リアルグッズの本拠地だ。

ユカイアを過ぎると本当の北カリフォルニアだが、ウィリッツまでは「レッドウッドカーテン」の南側だ。

ソ連時代の「鉄のカーテン」と同じくらい分厚いカーテン。その向こうは別世界だ。時代も社会も。

オルタナティブミュージック(昔はジャムバンドが多かった)フェスティバルを開催するレイトンビル、夏のレゲエフェス、レゲエ・オン・ザ・リバーの開催地ガーバービル・・・チーズで有名なロリータ、ハンボルト・カウンティの首都ユリーカ、ハイウェイはどんどん続く・・・そしてアケータ。

まだ春になったばかりのアケータ。林檎の花が咲き始めている。
ここには電話もインターネットもないから本当にカーテンの向こう側に隠れてしまった感じだ。ブログもあまり更新できないかもしれないが、音沙汰なくても元気にやっていると信じてくれ。

Sunday, April 13, 2008

愛の季節

また。やってきた。

美しく幻想的なメタリックブルーのトカゲ(オス)と普通の色のトカゲ(メス)が庭で追いかけっこをしている。
お互い、鼻を尾に近づけ、クルクルと。時々、アクロバットのように一緒に空中ジャンプ。そこでちらりと見える。
オスもメスも柔らかいお腹の部分はブルーなのだ。

例年より巨大になった七面鳥たちもシーズン・オブ・ラブに突入。
アルファ・メール(ボス)はいつも羽を膨らませ、ドドドと音をたてながら自分の威厳をアピール。
翼を地面に引きずるところも歌舞伎役者そのものだ。ボスの首は他のオスより赤い。
だけど、あまりにも興奮すると青ざめてしまうのが不思議。

一日8時間雑草取りをやっていると体がボロボロになってしまうが、自然の中で暮らしていると心はいつも踊っている。

Thursday, April 10, 2008

巨人の国

3ヶ月ぶりの牧場だぁ!
今年の冬は雨が多かったので、何もかもイキイキしている。
果樹たちも、花々も。
鶏や七面鳥も。
そして家の周りの雑草も。

マジックショーのようにカリフォルニアの生き物は水を与えるだけで見る見る巨大になっていく。普通は大きくてもゴルフボールくらいのカリフォルニアポピーはベースボール大。バラの花はグレープフルーツくらい大きい。トカゲたちも肥えてしまい、ちょっとカエルっぽくなって笑ってしまう。そして去年の夏の七面鳥赤ちゃん、覚えている?今はダチョウ並みだ。

写真をアップできないのが残念。
(デジカメが死んでしまっただけでなく、牧場では恐怖のダイアルアップしかないのだ。いろんな意味で別世界なんだな

Tuesday, April 08, 2008

終戦はいつ?

ウェストLAの街のストップサインに変化が!
STOP - ALL-WAYのYがRに変えられ、「ストップ・オール・ウォー」に。
一見わからないくらいうまく変えられている。












終戦はいつになるのだろう。
政権が変わるまでは無理なのだろう。