Monday, May 25, 2009

大統領夫人の農園

今週末はメモリアルデーウィークエンド。夏休み前、最後の3連休だ。
そして我々にとって1ヶ月ぶりのロサンゼルス。

時折、遠くでヘリコプターが聞こえたりするが、休日の月曜日は静まり返っている。
そんな静けさの中で久しぶりにまともなネット接続をエンジョイしながら、友人のブログや始めたのにほとんど見ることができなかったFacebookに行ったり。昨日はあまりにも長い間、ラップトップの前で座っていたせいか腰痛がひどかったなぁ。

でも、やっぱりウェブアクセスは嬉しい。
いろんな情報を簡単にゲットできる。
好奇心旺盛な私は病み付きになってしまう。

例えば、オバマ夫人のオーガニックガーデンの記事とか、もう誰もが知っているようなニュースとかを読んで一人で感心したり。お花だけでなく、ちゃんと野菜も育てているところが嬉しい。ガーデニングはこうあるべきだと思う。喜納昌吉の「すべての人の心に花を」に加えて、「すべての人のお腹に豆を」ですね。

しかし、有機ガーデニングには勇気も必要なようだ。
すでにオバマ夫人は農薬会社や彼らの支持グループから叩かれている。
がんばれ、ミッシェル!農薬企業やGMO企業に負けるな!

(写真はAPのです。イブニングドレス姿も素敵だけど、ガーデニング姿もいいですね!)

Sunday, May 17, 2009

農婦の日記

どのように園芸をするかによって人間の性格がよくわかる。

去年、巨大な野菜園を作り、最後の方は野放し状態になっていたジョンとロースの野菜園。今年はさらに倍増している。企画と準備に何日もかけて作った本格的で美しいガーデンだ。土もトラックで何度も運び、板でそれぞれのエリアに囲いを作り、ゴーファー取り装置も設置し、ゴーファー籠にそれぞれの植物を入れて植えている。きれいな藁のマルチで雑草から守り、チキンフェンスで鶏から守った立派な野菜園だ。その上、ちゃんとオートタイマー付きの給水システムも入れている。

彼らはとてもアカデミックにやっているのだ。「大きく美味しい野菜の作り方」などたくさんの本を読み、インストラクション通りにやっているようだ。

一方、マッケイン家は今まで草地だった彼らの家と果樹園の間を駆使し、いつくもの小さな農園エリアを作って、様々なものを植えている。葡萄がある西側にはL字にベリーを、北側のフェンス沿いにはイチゴ畑。南の角にはマッケインパパの手作りのゲートが。いくつものカットアウトのハートや太陽がキュートだ。(真ん中にはステンドグラスのサークルが入っていたが、「僕は大工が下手なんだ」というパパ、ちゃんとガラスがはまらなく何度も落ちるうちに取り除いてしまった。)ゲートの前はアーティチョーク畑。中央はトマトと瓜類。とても有機的に拡大しているガーデンデザインだ。

私のは有機的というより無企画な農園だ。元祖野菜園の土を改善し、そのまま利用するほか、イチゴ畑の周囲も今年は利用。そして、さらに、家の前にも野菜を入れている。ヘッジファンドならぬヘッジガーデンだ。

「どこがベストな環境かわからないからね。それに何本の植物が生き残るかわかならいし」とみんなに言う。あまりにバラバラで企画性がない農園だ。一番最後に苗を外に植えた私の植物たちは一番小さいが、みんなゴーファーから守る籠に入っているし、鶏に食い荒らされないようにちゃんと柵も作っている。

さあ、誰の野菜が一番おいしく育つだろう?楽しみだ。(自分のが一番貧弱だったら悲しいのだが。)

Friday, May 15, 2009

アイ・アイ・アイリス

満開です。

美しくエロティックなアイリス。






いや、花はすべてエロい。花って植物の性器だからセクシーで当然。


男性が男性器を思わせるもの(電車!ロケット!高層ビル!)に惹かれ、女性が女性器のようなものに惹かれるのは実に面白い。ヘテロでもバイでも、人間はみんなゲイってことなのだろうか?











Wednesday, May 13, 2009

前線からの速報

ゴーファー戦争はデッドロック。先月買った「ゴーファー退治装置」が働いているようだ。ゴーファーたちは少しずつ家のまわりから離れているように見える。

「せっかくショットガンを親父から借りたのに!」とビッグドッグは残念がっているのだが、私はゴーファー退治装置を信じてさらに別バージョンを購入。

(日本にいる友人は「どこで見たか忘れたけど、ゴーファー駆除業者が強力な掃除機のようなものを使っている映像を見かけたことがある。ゴーファー穴に先を入れて、どんどん吸い取るの。ビデオでは信じられないほどのゴーファーが吸い取られていたけど、その後、どうやって処分したんだろう?」とメールしてきた。これもいいアイデアだが、自家用掃除機ではないはずだ。)

「うちの庭もゴーファーだらけだよ!」と先週末、突然訪れたビッグドッグの高校時代の友人、バディたちも言っていた。ビッグドッグが嬉しそうに銃でやっつけている話をするとワイフは苦笑。

「私も最初はそうだったけど、3年目になるともうどうでもいいから消したくなるのよ」と私は笑った。「ティナも3年間も庭を荒らされていたら、たぶん考えが変わるよ。」

バディとティナはサンディエゴの高級住宅地に住んでいる。
「今まではゴーファーなんていなかったけど、今年はみんなの庭がゴーファーの被害にあっているのよ。」
「草原だったところが住宅地やショッピングセンターに変わったりしている?」今までの住処がなくなり、住宅街に移動している可能性を考えた。
「そういうのはないけど、水不足のせいだと思う。」
南カリフォルニアの水不足は深刻な問題だ。どんどん増える人口、そして伝統的な芝生の庭などで地下水はなくなり、遥か遠くから持ってくる水も減っている。去年からいろいろ制限が下され、日中の野外での使用が禁止されたりしているがもう手遅れだ。
植物の根っこなどを食べるゴーファーたちは植物があるところを求めて住宅地に引っ越してきたってことだ。

「ゴーファーは水を飲まないから塩っからいクラッカーで殺せると聞いたわ」というティナ。不思議で残酷だけど、効果的かもしれない。

20世紀からこんにちわ

牧場での生活は18世紀っぽいところも多々あるが、通信環境はかろうじて20世紀。ラジオは数局受信できるし、携帯電話の信号もちゃんとある。(テレビは何が映っているかかすかにわかるチャンネルが2つ。だが、デジタル化で6月には消えてしまう予定だ。)

一番前世紀を感じるのはネット環境。インターネットはダイアルアップ、しかも28800ボードという驚異の速度なのだ。若い奴らにはわからないだろ、ボードレートなんて。いや、ダイアルアップって何?って聞かれそうだ。ロスにいる間、「牧場のエリアをカバーするDSLサービス」と契約したが、牧場に戻ると電話会社から「圏外です」の連絡が。社会から離れた生活を求めてやってきているんだから、しょうがないか。

そういう環境を言い訳に最近ブログの更新をさぼっていたが、本当は単に何も書きたくなかっただけだ。でも不眠症の夜が続くとモノを書きたくなる私がここにいる。何故だろう?